【No,1】ブランド人になれ!

 

 読書記録No,1 

 

 

 

ハイ、まず表紙がイケてる。

44歳の大人で、この遊び心。

 

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田端 信太郎 

 

1975年石川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。

NTTデータを経てリクルートへ。フリーマガジン「R25」を立ち上げる。 

2005年、ライブドア入社、2010年、コンデナスト・デジタル

2012年、LINE、2018年、スタートトゥデイ(ZOZO)

 

R25」はめちゃくちゃお気に入り。面白いのでぜひ!

最近最も話題性のある、幻冬舎の箕輪さんが編集した本ってことで気になって購入。

 

 

1番の感想は…

紙質の良さ!!!

紙の質感がもの凄く気持ちいい。今までいろんな本をいろんな紙で読んできたけど

過去最高レベルの、「めくり感」「パラパラ感」「折り目つけやすさ」だった。

ページめくるのがこんなに嬉しかったのは、初めて。(笑)

 

 

以下、読書メモ。 

「奴隷の幸福」という言葉がある。

強制的に、有無を言わさず働かされる奴隷は、不幸なように見えるけれど、自分の頭で何をするべきか考える必要がないので、人はそこに安心を見つけ、幸せを感じる。

 

「何をやればいいのか分からない」状態よりも、「あれをして、次これをして」と上司から言われてやるほうがよっぽど楽なのは、前職の広告会社勤務の時に実感。 

 

自分の仕事を聞かれたら、会社の名前を答えればよかった。

 

目の中に炎を灯して、ビジョンや大義を語ればその熱は伝播していく。

二十歳の頃は、意味わからんくらいデッカイ夢や、将来の展望・野望に目をギラギラさせて深夜まで語り合っていたのに、就職活動の頃から現実思考になっていたことに半年前に気づいた!(気づけて良かった本当に)

最近また目をギラギラさせてます。

 

アウトプットをしなければいけない状況に追い込まれれば、人はそのレベルに追いつこうと、学び、成長するものだ。

英語だって「TOEICやTOFELを勉強していていい点を取ろう」なんて言っていたら、実際に英語を使いこなせるようになるのはずいぶん先になってしまう。

しかし「英語は得意だ!」とハッタリをかまし、英語のプレゼンの場に出たり、外資に転職してしまえば、どうにか英語をマスターしようと努力し、実体が追いついてくる。

みんな順番が逆なのだ。

 

なるほど。そういえばこれ、石原さとみとお付き合いしてるSHOWROOMの前田裕二さんも言ってた。

英語の勉強をするために、塾の講師をしてたらしい。お金をもらう立場で勉強させてもらえるなんてものすごく有り難いことだし、勉強も本気でするから。だって。

 

まずは虚像でも何でもいいから自分をステージに上げろ!そしてそこから必死に辻褄を合わせろ。虚が実をつくるのだ。

 

今一番勉強したいことは、英語!!

人生初TOEICのスコア245点だったけど、これからは得意って言おう!

 

 

40歳以上の方に声を大にして言うが、若い人たちの間で流行っているものを普通に自分で実際に試してみるだけで、同年代のオジサン連中と、ものすごい差がつく。

なのにキャリアを重ねたオジサンは、イスにふんぞり返って若い連中のもとへ降りていこうともしない。

 

とにかく新しいものは、何でも試せ!

「踊るアホウに見るアホウ、同じアホなら、踊らにゃ損損」

 

自分は毎年を積み重ねていくけど、仕事で相手にするのはずっと10代。

イスにふんぞり返らんようにしよう。

 

 

身銭を切った痛み。大げさに言えばリスクテイクがあるからこそ「もったいない。元を取ろう」という心理が働いて真剣に読み、リターンが生まれる。

 

情報を得るための1500円程度の出費を惜しむなど、ブランド人の風上にも置けない。カネはそれ自体には何も価値はない。

これからカネの価値はどんどん下がっていくだろう。そんなもの貯めこんでいても仕方がない。どんどん使って自分の知見に換えていこう。そうすることでまたカネが回ってくる。

 

カネの価値が下がるって、ホリエモン西野亮廣らがめちゃくちゃ言ってる。

カネの本質がまだわからんから、今はピンとこん。

 

最高の消費こそ、最高の投資になる時代が21世紀だ。

 まさにZOZOの前澤社長!「カネは使えば使うほど増える」らしい。

自分は「何に」カネと時間を使って生きていきたいのか考えたい。

 

Never too late.

カーネル・サンダースは49歳のときにケンタッキーフライドチキンを始めた。

伊能忠敬は50歳を過ぎてから天文と地理の勉強を始め、55歳を過ぎて初めて、測量の旅に出発し、誰も見たことがないような正確な日本地図を作った。

 年齢を言い訳にして、やりたいこと・ やりたかったことを諦めない。

自分の好きな言葉に「何かをやり始めるのに‟今”が一番若く、また‟今”が一番経験もある。」

 

仕事と趣味を掛け算すれば、独自のおもしろいキャラ設定が生まれるはずだ。君にしかないオリジナリティはきったあるはずだ。それを探そう。

 タグを3種類も掛け合わせれば、ユニークになれると主張する。 

 

 「下手な歌を人前で歌うなんて恥ずかしい」「もっとうまくなってからリサイタルを開こう」なんて彼は1ミリも考えない。

そんなことを言っているうちに、一生かかってもやりたいことをやれなくなってしまう。

だったらジャイアニズムでどんどん作品を投稿し、自分の考えをツイートしまくり、恥をかくならさっさとかいてしまえばいいのだ。

 

カメレオンのような人間は最悪で最低だ。

損か得かという次元の話ではなく、生き方の美学として根本的にダサすぎる。

相手の立場によって、意見をコロコロ変えるような風味鶏のようなダサい人間にはなるな。

これ自分も今の仕事を通して、出会う子どもたちに全力で伝えたいこと。

まずは自分はダサい人間にならないようにする。

 

「田端さん、この前の全体会議でガン寝してましたよね。僕のプレゼンが下手だと言われているようで凹みましたよ!」

立場が弱い部下から、このように苦言を呈されるのは、実はとってもうれしい!

なぜなら、僕に「ツッコマレビリティ」(弱みをツッコまれる人徳)があり、部下との距離が近い証拠だからだ。

 

 

 

この本の終盤に、コレ!

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正直とは何か?それは「パンツを脱げるかどうか」ということだ。

 

おそらく数千人の新卒学生を面接した僕がいまだに覚えている伝説の学生がLINE時代にいた。身長190センチくらいのぬぼっとしたいかにも理系な感じの院生男で、パッと見では冴えないタイプだった。面接で30分くらい話したところで、落とすつもりでファイルを閉じた。

その瞬間そいつはガッと立ち上がった。何を言うのかと思えば、「今日この面接で、僕はきっと落ちたと思います。とても残念です。落ちたと思う僕が言うのもなんですが、僕はLINEに入りたい気持ちだけは、誰にも負けてません!」

と立ち上がったまま、10分くらい猛烈に熱い演説を始めたのだ。この瞬間、こいつやるなと思った。

熱い奴はカッコいい。

 

プライドを指す英単語には、confidenceとself-esteemの2つがある。

Confidenceとは「今この瞬間、全てを失っても、俺は俺だ。いつだってゼロからやり直してまた這い上がってみせるぜ!」という自分自身の内発的な強さに由来するもの。自分が信じる自分の強さだ。

self-esteemとは「立派な組織に所属している自分はすごい」という自分の外側にあるものに依存するものだ。たとえば、東大卒の俺はすごい。三井物産社員の俺はすごい、という自我のあり方だ。つまり他人が認めてくれた外生的な自分の価値なのだ。

 

ブランド人が正しく持つべきプライドであり自信とは、confidenceの方であって、身にまとっているself-esteem由来の変なエリート意識など邪魔なだけだ。

プライドなんか、必要なら、いつだって捨て、僕は土下座してみせる。なぜならば、そんなことで僕の価値は1ミリも下がらないと自分で確信ができているから!ダサいプライドなどは、サッサと捨てろ。

 

さあ今すぐここで、パンツを脱げ!

 

たかがカネのために働くな

カネを絶対視し、まるで宗教のようにカネを崇拝する拝金主義者は、いつか転落する。カネに踊らされて人生を終える。

 

「カネなんてなくても死にはしない」「たかがカネじゃねえか」「カネは天下の回りモノ」と突き放すからこそ、逆説的にカネが儲かるようになる。

「カネは追えば追うほど逃げるのだ!」

 

カネというつまらない紙切れのために生きるな。カネのために死ぬという、最強にダサすぎる最期は絶対に避けろ。

ワクワクして生きろ。そうすればカネもついてくる!

 

 

言葉が入ってきやすく、サクサク読めました。

猛烈に人におすすめしたくなるほどではないけど、頭の柔軟には良い本だと思う。

 

もっとアホみたいに何事も楽しんでいこ!と思わせてくれる一冊になりました。

 

 

 

【読書時間2時間  記録時間2時間10分】

ブログの記録時間がかかりすぎ。

Kindle本だとお気に入りの箇所をハイライト一覧に残せるから30分程度でかけたはず。

紙の質感はすごく楽しませてもらえたが、電子書籍のほうがいいのかな、とまた読み分け・買い分けに悩みそう。(笑)

 

これからも自分自身のために本読んでインプットするだけでなくアウトプットとしてブログを書いていきます!